歌の家(読み)うたのいえ

精選版 日本国語大辞典 「歌の家」の意味・読み・例文・類語

うた【歌】 の 家(いえ)

代々歌人や歌学者を生み、歌道伝統を受け継ぎ伝え、歌界の指導的役割を果たした家柄。鎌倉以後、藤原俊成定家・為家の御子左家(みこひだりけ)子孫師範家となった為氏の二条家、為教の京極家、為相の冷泉家などをいう。うたどころ。
野守鏡(1295)上「歌の道も歌の家より失せむ事、力なき事にて侍り」

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デジタル大辞泉 「歌の家」の意味・読み・例文・類語

うた‐の‐いえ〔‐いへ〕【歌の家】

鎌倉時代以降、代々歌道を伝え、指導者の役割を果たした家柄。藤原俊成・定家の血筋にあたる二条家・京極家・冷泉れいぜい家など。

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