師範家(読み)シハンケ

デジタル大辞泉 「師範家」の意味・読み・例文・類語

しはん‐け【師範家】

学問技芸口伝秘事を代々受け継いで皇室幕府師範となった家。和歌では二条・冷泉れいぜい京極飛鳥井あすかい・三条西、蹴鞠けまりでは飛鳥井・難波・冷泉・綾小路、書では清水谷持明院じみょういん剣術では柳生やぎゅう小野の各家など。

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精選版 日本国語大辞典 「師範家」の意味・読み・例文・類語

しはん‐け【師範家】

  1. 〘 名詞 〙 学芸の秘事、口伝(くでん)を受け継いで代々これを教えることを仕事とし、宮中、または幕府の師範となった家柄。和歌の二条・冷泉・飛鳥井・三条西家、書道持明院・清水谷家、蹴鞠の飛鳥井・難波・冷泉・綾小路家、弓馬の小笠原家、礼法の伊勢家、剣術の柳生・小野家などがあった。

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