正命(読み)ショウミョウ

デジタル大辞泉 「正命」の意味・読み・例文・類語

しょう‐みょう〔シヤウミヤウ〕【正命】

仏語八正道の一。清浄な正しい生活をすること。

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精選版 日本国語大辞典 「正命」の意味・読み・例文・類語

しょう‐みょうシャウミャウ【正命】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。八正道(はっしょうどう)一つ五種のあやまった生活の営みを離れ、三業を清浄にした正しい生活を行なうこと。また、その生活方法。
    1. [初出の実例]「仏法の正命を正命とせる祖師は、五宗の家門あるとかつていはざるなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏道)

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普及版 字通 「正命」の読み・字形・画数・意味

【正命】せいめい

正しい天性。また、天寿。〔孟子、尽心上〕其のを盡して死するは正命なり。桎梏(しつこく)(刑を受ける)して死するは正命に非ざるなり。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「正命」の意味・わかりやすい解説

正命
しょうみょう

八正道」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の正命の言及

【仏教】より

…(4)道諦(どうたい) この,苦の滅を達成するために実践すべき正しい道で,8項ある(八正道(はつしようどう))。すなわち,(a)正しい物の見方(正見),(b)正しい心のもち方(正思),(c)正しい言葉遣い(正語),(d)正しい行動――不殺生,不偸盗などの戒を守る(正業),(e)正しい生活(正命),(f)正しい努力精進(正精進),(g)正しく教えを憶念する(正念),(h)正しい禅定の修習(正定)。 以上の四諦は苦因→苦,道の実践による苦因の滅→苦の滅という2種の互いに相反する方向の因果関係を含む。…

※「正命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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