正月言葉(読み)ショウガツコトバ

デジタル大辞泉 「正月言葉」の意味・読み・例文・類語

しょうがつ‐ことば〔シヤウグワツ‐〕【正月言葉】

正月の祝いの言葉。また、正月に使う縁起のよい言葉。海鼠なまこを「俵子たわらご」、ねずみを「嫁が君」という類。
体裁のよい言葉。
「あとからはげる―」〈浄・忠臣蔵

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精選版 日本国語大辞典 「正月言葉」の意味・読み・例文・類語

しょうがつ‐ことばシャウグヮツ‥【正月言葉・正月詞】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 正月の祝いのことば。正月の改まったよそゆきのことば。また、正月に、縁起をかついで、ふだん使う語のかわりに用いる特別の語。「茶」を大服(おおぶく)、「寝る」を稲積む、「なまこ」を俵子(たわらご)という類。
    1. [初出の実例]「年へぬる身もわかやぐと云正月ことばに」(出典:浮世草子・新可笑記(1688)五)
  3. 体裁(ていさい)のいいことば。へつらいおもねることば。追従(ついしょう)。おせじ。
    1. [初出の実例]「わかやぐといふは正月ことはかな〈常成〉」(出典:俳諧・雀子集(1662))
    2. 「『お若ふおなりなされました』と虚言(うそ)八百の正月詞」(出典談義本・風流志道軒伝(1763)二)

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世界大百科事典(旧版)内の正月言葉の言及

【忌言葉∥忌詞】より

…特定の時や場所で口にしてはならない言葉やその代りに用いる言葉をいう。忌言葉は山言葉沖言葉,正月言葉,夜言葉,縁起言葉などに分けられる。忌言葉は,宗教儀礼における〈忌〉の一つの形式で,神や神聖な場所に近づく際には不浄なものや行為を避けるだけでなく,それを言葉に出していうことも忌み,代用語を用いていい表したことから生まれたと考えられている。…

※「正月言葉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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