正観寺(読み)しようかんじ

日本歴史地名大系 「正観寺」の解説

正観寺
しようかんじ

[現在地名]菊池市隈府

隈府わいふの東北、城山しろやま台地西南端の麓にある。熊耳山と号し、臨済宗。本尊釈迦牟尼仏。「国誌」は興国二年(一三四一)一説に同五年菊池武光が菩提寺として建立し、山本やまもと郡のうち寺領六六町を寄進したと伝える。「正観寺御領」と記された正平一三年(一三五八)五月日の山本庄大清水村田畑屋敷注進状(正観寺文書)が残る。開山は筑前博多聖福しようふく寺の大方元恢。大方は元弘三年(一三三三)博多合戦のとき幼少の武光をかくまったとの伝承もある。創建年代などについては諸説があり、「一統志」は暦応二年(一三三九)武光が大方元恢・秀山元中を招いて建立したとする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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