デジタル大辞泉 「死に損なう」の意味・読み・例文・類語 しに‐そこな・う〔‐そこなふ〕【死に損なう】 [動ワ五(ハ四)]1 死ぬべきときに死なないで生き残る。死のうとして死ねないでいる。「―・って生き恥をさらす」2 危うく死にかける。「交通事故で―・う」[類語]生き長らえる・生き延びる・生き残る・死に後れる・永らえる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「死に損なう」の意味・読み・例文・類語 しに‐そくな・う‥そくなふ【死損】 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙① =しにそこなう(死損)①[初出の実例]「お両個(ふたり)にお目にかかって、又死に損(ソク)なったのでございます」(出典:人情本・閑情末摘花(1839‐41)三)② =しにそこなう(死損)②[初出の実例]「汽車の中で炭を焚いて死(シ)に損(ソク)なったり」(出典:満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石〉一六) しに‐そこな・う‥そこなふ【死損】 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙① 死ぬべきときに死ぬことができなくなる。死のうとしてしくじる。しにそくなう。[初出の実例]「女さきだち、男はあとにしにそこなひ、見ぐるしきさたにあふ」(出典:浄瑠璃・心中重井筒(1707)血汐朧染)② もう少しで死ぬところである。しにそくなう。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例