残年(読み)ザンネン

デジタル大辞泉 「残年」の意味・読み・例文・類語

ざん‐ねん【残年】

死ぬまでの残りの年齢余命

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精選版 日本国語大辞典 「残年」の意味・読み・例文・類語

ざん‐ねん【残年】

  1. 〘 名詞 〙 死ぬまでの、残りの年齢。余命。また、死期の迫った年齢。晩年。
    1. [初出の実例]「伯氏は一所懸命の地をとられて、蔬食とて此興なる食物を用て残年を終れども」(出典:応永本論語抄(1420)憲問第一四)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐曲江詩〕

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普及版 字通 「残年」の読み・字形・画数・意味

【残年】ざんねん

余命。〔列子、湯問〕北山の愚なる、年且(まさ)に九十ならんとす。山に面して居る。~雜(み)な曰く、(こ)れを渤の尾、隱土の北に投ぜんと。河曲の智、笑つて之れを止(とど)めて曰く、~殘年の餘力を以て、曾(すなは)ち山の一毛をも毀(こぼ)つこと能はざらん。其れ土石を如何(いかん)せんと。

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