余命(読み)ヨメイ

精選版 日本国語大辞典 「余命」の意味・読み・例文・類語

よ‐めい【余命】

  1. 〘 名詞 〙 これから先、死ぬまでの生命。残りのいのち余生
    1. [初出の実例]「余命有らば、釈迦仏、祇薗精舎に在(まし)ますと聞て」(出典今昔物語集(1120頃か)二)
    2. 「老いくだちて、余命(ヨメイ)いく程もあらぬ身なり」(出典:読本・頼豪阿闍梨怪鼠伝(1808)六)
    3. [その他の文献]〔孫子‐九地〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「余命」の読み・字形・画数・意味

【余命】よめい

残年。残り少ないいのち。〔孫子九地〕吾が士に餘財無きも、を惡(にく)むに非ざるなり。餘命無きも、壽を惡むに非ざるなり。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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