段ノ上村(読み)だんのうえむら

日本歴史地名大系 「段ノ上村」の解説

段ノ上村
だんのうえむら

[現在地名]西宮市段上町だんじようちよう一―八丁目・仁川町にがわちよう一―六丁目・甲東園こうとうえん一―三丁目・一里山町いちりやまちよう上大市町かみおおいちちよう三丁目

仁川武庫むこ川の合流点の南西に位置する武庫郡の村。山陽道沿いに上大市村と南を接し、中山なかやま(西宮街道)沿いに神尾かんのう村と西を接する。慶長国絵図に段上村とみえ、高九五石余。正保郷帳には「小村有」とされ、村高は変わらず、ほかに新田高約六〇石が書上げられている。享保二〇年(一七三五)摂河泉石高調では二七一石余にまで増加しているが、これは武庫川合流点に近い荒蕪地の開発分である(延宝八年「段上村新田検地帳」段上部落有文書)領主変遷広田ひろた村に同じ。元禄七年(一六九四)現在の新田高についても同村内六軒ろつけん新田に同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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