毀傷(読み)キショウ

デジタル大辞泉 「毀傷」の意味・読み・例文・類語

き‐しょう〔‐シヤウ〕【毀傷】

[名](スル)損ない傷つけること。
「彼も此も―せられたり」〈鴎外・藤鞆絵〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「毀傷」の意味・読み・例文・類語

き‐しょう‥シャウ【毀傷】

  1. 〘 名詞 〙 そこない傷つけること。傷つけ、こわすこと。損傷。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「酒色は人の肉体を毀傷(キシャウ)して、その害や顕然見るを得べし」(出典亡国の音(1894)〈与謝野鉄幹〉)
    2. [その他の文献]〔孝経‐開宗明義〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「毀傷」の読み・字形・画数・意味

【毀傷】きしよう(しやう)

傷める。〔孝経、開宗明義章〕身體髮膚(はっぷ)、之れを母に受く。敢て毀傷せざるは、孝の始めなり。身を立て、を行ひ、名を後世に揚げ、以て母を顯(あら)はすは、孝のりなり。

字通「毀」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android