母ちゃん(読み)カアチャン

精選版 日本国語大辞典 「母ちゃん」の意味・読み・例文・類語

かあ‐ちゃん【母ちゃん】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ちゃん」は接尾語 )
  2. 幼児などが、母親を呼ぶ語。子供に向かっておとなが、その子の立場に立って使う場合もある。
    1. [初出の実例]「母(カ)ァちゃん、最う午砲(どん)になるよ」(出典:日本の下層社会(1899)〈横山源之助〉一)
  3. 親しい仲間などの間で、妻をいう俗語
    1. [初出の実例]「うちのかあちゃんがゆんべも泣いておれのことを口説くんだ」(出典:プールサイド小景(1954)〈庄野潤三〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む