毒蜥蜴(読み)ドクトカゲ

デジタル大辞泉 「毒蜥蜴」の意味・読み・例文・類語

どく‐とかげ【毒蜥蜴】

有鱗ゆうりん目ドクトカゲ科の爬虫はちゅう類の総称。下あごに毒腺どくせんをもち、毒性は強い。体長約50センチ。全身が細かいうろこで覆われ、黒色淡紅色または黄色斑紋がある。動作はにぶい。小動物を捕食する。アメリカドクトカゲメキシコドクトカゲの2種がある。

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精選版 日本国語大辞典 「毒蜥蜴」の意味・読み・例文・類語

どく‐とかげ【毒蜥蜴】

  1. 〘 名詞 〙 ドクトカゲ科のトカゲの総称。有毒なトカゲで、アメリカドクトカゲとメキシコドクトカゲの二種が知られている。アメリカドクトカゲは北アメリカのアリゾナ州周辺の砂漠地帯にすむ。大きなものは全長約六〇センチメートルに達し、体は丸く太り、四肢は短く、尾は太く脂肪をたくわえ、長期間の絶食にも耐えられる。体の表面は小さな鱗(うろこ)でおおわれ、淡紅色または橙黄色の地に黒色の雲状紋が散在する。毒性は強く、かまれると死亡することもある。石の下や穴にすみ、夜間出て、鳥の卵や他の爬虫類ネズミなどを食べる。メキシコドクトカゲは、やや大形で、メキシコ西部にすみ、形態・生態ともアメリカドクトカゲに似ている。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「毒蜥蜴」の解説

毒蜥蜴 (ドクトカゲ)

動物。ドクトカゲ科ドクトカゲ属のトカゲの総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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