比擬(読み)ヒギ

デジタル大辞泉 「比擬」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぎ【比擬】

[名](スル)他のものとくらべること。なぞらえること。
天下の物これに―すべきものなし」〈中村訳・西国立志編

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精選版 日本国語大辞典 「比擬」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぎ【比擬】

  1. 〘 名詞 〙 ひきくらべること。なぞらえること。同様のものと考えること。
    1. [初出の実例]「凡夫の有念と諸仏の有念と、はるかにことなり。比擬することなかれ」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行仏威儀)
    2. [その他の文献]〔朴趾源‐象記〕

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普及版 字通 「比擬」の読み・字形・画数・意味

【比擬】ひぎ

なぞらえたとえる。〔南史、王玄伝〕孝武、群臣を狎(かふぶ)し、各り。須(ひげ)(鬚)多き、之れを羊と謂ふ。短長肥、皆比擬(ひぎ)り。

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