毛利与一(読み)モウリ ヨイチ

20世紀日本人名事典 「毛利与一」の解説

毛利 与一
モウリ ヨイチ

昭和期の弁護士 元・大阪弁護士会会長。



生年
明治34(1901)年4月15日

没年
昭和57(1982)年1月30日

出生地
福岡県北九州市

学歴〔年〕
京都帝国大学法科〔大正14年〕卒業

経歴
昭和3年大阪で弁護士開業。10年の第2次大本教事件、12年の人民戦線事件、13年天理本道事件などの弁護人を務め、戦後は24年の鈴木大阪警視総監名誉毀損事件で、GHQ裁判干渉に抗議しながら弁護に当たった。また同年の松川事件、26年八海事件、27年の破壊活動防止法京都事件、31年朝日訴訟、32年砂川事件などで弁護人、代理人として活躍した。34年に大阪弁護士会会長を務めた。著書に「自由心証論」「裁判における根拠理由」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「毛利与一」の解説

毛利与一 もうり-よいち

1901-1982 昭和時代の弁護士。
明治34年4月15日生まれ。昭和3年大阪に法律事務所をひらく。人民戦線事件,第2次大本教(おおもときょう)事件,松川事件,砂川事件などの公安事件で弁護活動をおこなった。34年大阪弁護士会会長。昭和57年1月30日死去。80歳。福岡県出身。京都帝大卒。著作に「裁判における根拠と理由」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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