民情(読み)ミンジョウ

デジタル大辞泉 「民情」の意味・読み・例文・類語

みん‐じょう〔‐ジヤウ〕【民情】

人民心情国民の気持ち。民心。「民情を把握する」
人民の実情。国民の生活状態。「民情を視察する」

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精選版 日本国語大辞典 「民情」の意味・読み・例文・類語

みん‐じょう‥ジャウ【民情】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人民の心情。民心。
    1. [初出の実例]「比者咎徴荐臻、灾気不止。如聞、時政違乖、民情愁怨」(出典:続日本紀‐神亀四年(727)二月甲子)
    2. 「商議数日に及べども事遂に行はれず民情益々不平なり」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    3. [その他の文献]〔書経‐康誥〕
  3. 国民の実態。国民の実情。民状
    1. [初出の実例]「外邦の民情地性を録せる書」(出典:日本風俗備考(1833)一)

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普及版 字通 「民情」の読み・字形・画数・意味

【民情】みんじよう(じやう)

人民の心。〔書、康誥〕天畏忱(まこと)を(たす)く。民大いに見るべきも、小人は保(やす)んじし。きて乃(なんぢ)の心を盡し、康(たの)しみを好む無く、乃ち其の民を乂(をさ)めよ。

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