気炎万丈(読み)キエンバンジョウ

デジタル大辞泉 「気炎万丈」の意味・読み・例文・類語

きえん‐ばんじょう〔‐バンヂヤウ〕【気炎万丈】

[名・形動]大いに気炎をあげること。また、そのさま。
「其時は大得意で―だったが」〈魯庵社会百面相

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精選版 日本国語大辞典 「気炎万丈」の意味・読み・例文・類語

きえん‐ばんじょう‥バンヂャウ【気炎万丈・気焔万丈】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 さかんに気炎をあげるさま。きえんまんじょう。
    1. [初出の実例]「彼は〈略〉井上馨の如く気燄万丈ならず」(出典:明治人物月旦(1896)〈鳥谷部春汀〉山県有朋)

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四字熟語を知る辞典 「気炎万丈」の解説

気炎万丈

非常に意気盛んである様子。盛んに気炎をあげる様子。

[活用] ―の・―で・―だ。

[使用例] ついに刈谷勢を撃破し斬首四十七級を十八町畷梟首し大いに捷を奏し、ただちに挙母梅が坪を攻め、気焔万丈、向かうところ敵なし[村岡素一郎*史疑|1902]

[使用例] この先、二十年かかって歴史を書いても、後十数年残る。等と気焔万丈でしたが[生方敏郎*明治大正見聞史|1926]

[解説] 「気炎」は意気の盛んなこと。「万丈」は非常に高く上がること。

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