精選版 日本国語大辞典 「水先船」の意味・読み・例文・類語 みずさき‐せんみづさき‥【水先船】 〘 名詞 〙 港湾に出入りする船舶に対して、水路をみちびく水先人が乗り込んでいる船。水先案内船。〔西洋形船水先免状規則(1876)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「水先船」の意味・わかりやすい解説 水先船みずさきせんpilot boatpilot vessel 水先人 pilotを船まで送迎する舟艇。船舶が港に出入するときとか、内海や狭い水道、沿岸などを通航するにあたっては、その水域に通暁している水先人が船長にかわって船を嚮導(きょうどう)する。港域や湾内、または近接した水域の送迎には小型のモーターボートが使用されるが、洋上の基地まで出向いて乗下船する場合には、居住設備をもち洋上待機のできる数百トン級の大型舟艇が用いられる。水先船は、船体側面に“pilot”の字が表示されるとともに、水先人乗船中は国際信号旗「H」を掲揚する。[岩井 聰] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例