水天髣髴(読み)すいてんほうふつ

四字熟語を知る辞典 「水天髣髴」の解説

水天髣髴

遠い海の沖合いの水と空とがひとつづきになって見分けがつかないこと。

[活用] ―たる。

[使用例] 狂瀾激浪を水天髣髴の間に認めて惶忙退回したるごとく[幸田露伴露団々|1889]

[使用例] 彼が渺茫たる太平洋の水天髣髴という大観に見惚れて居た時[木下尚江良人自白|1904~06]

[解説] この場合の「髣髴」ははっきりしない様子という意味

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

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