日本歴史地名大系 「水屋浜」の解説 水屋浜みずやのはま 佐賀県:鳥栖市水屋村水屋浜[現在地名]鳥栖市水屋町水屋村分の筑後川(旧本流、現新宝満(しんほうまん)川)岸の浜で対馬藩田代領貢米の津出場。藩の蔵があった所はいま倉床(くらとこ)という地名でよばれるが、筑後川堤防改修工事のため地形は旧状をとどめていない。田代領貢米は正保期(一六四四―四八)頃までは田代から博多まで陸路で運ばれ、そこから対馬まで船で送られていた。この経路は慶安四年(一六五一)頃から改められ、田代領内の筑後川の浜から有明海を経て長崎・壱岐を回る航路に変更された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報