水打(読み)みずうち

精選版 日本国語大辞典 「水打」の意味・読み・例文・類語

みず‐うちみづ‥【水打】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 地面などに水をまくこと。みずまき。撒水(さっすい)
  3. 和紙に水を注ぎうつこと。字を書くとき墨がにじまないようにする工程の一つ。
    1. [初出の実例]「良椿水打料紙等持来」(出典:実隆公記‐永正五年(1508)六月二九日)
  4. 「みず(水)(ニ)」をまくこと。また、その役やその人。
  5. 歌舞伎囃子の一つ。武家屋敷幕開き中間や奴などが水をまいている場面に用いるところからの称。普通、白囃子(しらばやし)という大小の鼓を速めに勢いこんで打つ。
    1. [初出の実例]「水うち つづみ大小タッポンタッポン」(出典:戯場訓蒙図彙(1803)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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