水掻き(読み)ミズカキ

デジタル大辞泉 「水掻き」の意味・読み・例文・類語

みず‐かき〔みづ‐〕【水×掻き/×蹼】

水鳥・カエル・カモノハシなどにみられる、足指の間にある薄い膜。皮膚ひだから形成されたもので、泳ぐときに水をかく。

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精選版 日本国語大辞典 「水掻き」の意味・読み・例文・類語

みず‐かきみづ‥【水掻・蹼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鳥類両生類哺乳類などの一部に見られる足指の間の膜状の付属物。多くの遊泳性の種に見られ、水を掻く部分の面積を増して遊泳や潜水に役立つが、遊泳性動物でもこれを持たないものもある。また、カイツブリ類、ヒレアシシギ類、オオバン類のものは膜状ではなく、足指から左右に張り出した形。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「古への仏画には手足の指に水かきあり」(出典:随筆・耳嚢(1784‐1814)六)
  3. 三味線をたくみにひくこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「非雅市のさらへ講に貴様京鹿子弾たな、一向のヱラみづかきじゃと云説じゃ」(出典:洒落本・昇平楽(1800))

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