水素メーザー(読み)すいそメーザー(その他表記)hydrogen maser

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水素メーザー」の意味・わかりやすい解説

水素メーザー
すいそメーザー
hydrogen maser

中性水素原子原子線を用いたメーザー出力はアンモニアメーザーなどに比べて弱いが,スペクトルの幅が狭いので 10-13 程度の周波数安定度が得られ,周波数標準として使われる。水素原子の基底状態がもつ超微細構造の準位 F=0 と F=1 のうち,F=1 だけを原子線のまわりに置かれた多極磁石を用いて集束し,空洞共振器に入れる。誘導放出により水素原子は F=1→F=0 の遷移を行い,14億 2040万 5751.7864Hzのマイクロ波連続発振する。

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