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周波数標準 しゅうはすうひょうじゅん frequency standard

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

周波数標準
しゅうはすうひょうじゅん
frequency standard

周波数基準ともいう。周波数および時間の標準となるもの。周波数標準と時間標準とは一方が決れば他方も決る。長さや質量と同様,重要な基準である。以前は地球の公転運動などの周期を用いたが,天体運動のゆらぎのため 10-8 程度の正確さしか得られなかった。

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅうはすうひょうじゅん【周波数標準 frequency standard】

周波数の単位ヘルツ(Hz)は時間間隔の単位秒の逆数であるから,周波数の標準は時間標準と同一である。地球の回転を基とし,水晶時計で維持されてきた時間,周波数の標準は,1967年よりセシウム原子周波数標準に置き換えられた。133Csの原子の基底状態の二つの超微細準位の間の遷移の周波数を9 192 631 770Hzとするもので,その精度は10-13に達する。これを基とし,周波数,時間間隔,時刻の標準を与えるものとして,郵政省電波研究所より,短波(2.5~15MHz)と長波(40kHz)の標準電波が発射されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

周波数標準
しゅうはすうひょうじゅん
frequency standard

周波数測定の基準となる正確な周波数。周波数は、周期的現象が1秒間に繰り返される回数であり、単位はヘルツ(Hz)を使う。したがって、周波数の標準は時間の標準とすることもできる。すなわち周波数の基準は、セシウム原子の固有共鳴振動の周波数を、91億9263万1770ヘルツとすることにより規定され、一方、時間の基準は、その固有共鳴振動の91億9263万1770回の繰り返しに要する時間を1秒とすることで定義される。このような原子振動に基づく時間の標準は原子時といわれ、それまでの地球の自転や公転に基づくものよりも、はるかに精密な標準として、1967年以来世界的に用いられている。
 周波数標準には一次標準と二次標準とがある。前者は、他の標準で校正をしなくても、それ自身で周波数の基準値が実現できるもので、実験室型のセシウム原子周波数標準器(原子時計)はその代表例である。現在、この型の標準器の正確さは10兆分の1(30万年に1秒の誤差)に達している。後者は、一次標準や標準電波による周波数の校正が必要な標準器で、わずかながら周波数が経年変化をするような可搬型のセシウム原子標準器、ルビジウム原子標準器、水晶発振器などがこれに属する。
 科学技術、産業、通信、交通など社会活動のあらゆる分野で不可欠な周波数と時間の標準を一般の利用に供するため、通信総合研究所(旧郵政省電波研究所)では、同所の一次標準器に基づいて長波(呼出符号JJY)の標準電波を発射している。[若井 登]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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