水谷神社(読み)みずたにじんじや

日本歴史地名大系 「水谷神社」の解説

水谷神社
みずたにじんじや

[現在地名]養父町奥米地

奥米地おくめいじ集落の北西部に位置する。祭神は「神祇全書」では水神とするが、「兵庫県神社誌」には不詳とある。旧村社。「延喜式」神名帳に載る養父郡の同名社に比定される。同帳では名神大社とあり、例年の祈年祭で名神大社として奉幣にあずかっていたが、「延喜式」臨時祭にみえる名神祭二八五座のなかには含まれていなかった。社伝によると、古くは現在地の南方、中米地との境界をなす谷(水谷)奥地に祀られていたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の水谷神社の言及

【鎮花祭】より

…これは疫神を追送する行事が風流(ふりゆう)化したものである。このほか,奈良県春日大社の摂社水谷(みずや)神社や滋賀県大津市の長等(ながら)神社その他で鎮花祭が行われている。【沼部 春友】。…

※「水谷神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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