デジタル大辞泉 「水銀粉」の意味・読み・例文・類語 はらや【水=銀=粉/軽=粉】 おしろいの一。水銀に明礬みょうばんを加えて製したもの。伊勢国飯南郡射和村から産した。伊勢おしろい。「毎年太夫殿から御祓箱に鰹節一連、―一箱」〈浮・胸算用・一〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「水銀粉」の意味・読み・例文・類語 はらや【水銀粉】 〘 名詞 〙 軽粉(けいふん)のこと。また、それを原料とした化粧品。古くから上流階級に愛用されたので「御所おしろい」と呼ばれ、伊勢国(三重県)射和地方から産する水銀を多く原料としたところから、「伊勢おしろい」ともいわれる。はおしろい。[初出の実例]「はらや〈二分〉」(出典:多聞院日記‐天正一七年(1589)正月七日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例