水鼈(読み)トチカガミ

  • ドチカガミ)
  • 水=鼈
  • 水鼈 (トチカガミ・トチノカガミ

大辞林 第三版の解説

トチカガミ科の水生多年草。池や沼に生える。茎は長く伸び節から水中根を生じる。葉は柄が長く、径約6センチメートルの円心形で裏面の細胞が空気を含んで水面に浮く。雌花と雄花があり、8~10月、白色の三弁花を開き1日でしぼむ。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 トチカガミ科の水生多年草。北海道を除く各地の池沼に生える。茎を長く伸ばし、葉は節に叢生して長柄があり、径六センチメートルぐらいの円状心臓形、裏面に浮袋になる気胞(きほう)があり水面に浮かぶ。雌雄同株。秋、葉間から苞葉に包まれて花茎が水面まで伸び、頂に径約三センチメートルの白い花が咲き、一日でしぼむ。花には小形でがく状の三外花被と大形で白色の内花被が三枚ある。果実は広卵形。和名の「とち」は「スッポン」の意で葉をスッポンの鏡にたとえたもの。漢名、水鼈。どうがめばす。こまのあしがた。すっぽんのかさ。やつばな。とちのかがみ。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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