氷山の一角(読み)ヒョウザンノイッカク

デジタル大辞泉 「氷山の一角」の意味・読み・例文・類語

氷山ひょうざん一角いっかく

表面に現れている事柄は好ましくない物事全体のほんの一部分であることのたとえ。「今回摘発された事件氷山の一角にすぎない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「氷山の一角」の意味・読み・例文・類語

ひょうざん【氷山】 の 一角(いっかく)

氷山の海面上に見える部分は全体の七分の一から八分の一であるところから、物事のごく一部分が外に現われていることのたとえ。根深く広がっている、好ましくない物事についていう。
※蛙のこえ(1952)〈大宅壮一花押「『天狗橋事件』〈略〉等々は、ほんの〝氷山(ヒョウザン)一角〟だといわれているが」

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ことわざを知る辞典 「氷山の一角」の解説

氷山の一角

物事のごく一部分だけが外に現れているさまのたとえ。重要な大部分は隠れたままであること。

[使用例] 衆議院行政監察特別委員会が摘発した「天狗橋事件」〈略〉等々は、ほんの“氷山の一角”だといわれているが[大宅壮一*蛙のこえ|1952]

[解説] 氷山は海面下に隠れた部分のほうがはるかに大きく、海面上に現れているのは全体の七分の一から八分の一であるところからいいます。

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