改訂新版 世界大百科事典 「永久変形」の意味・わかりやすい解説 永久変形 (えいきゅうへんけい) 固体物質を引っ張ったり押したりすると,力に応じて形を変える。しかし,応力がその物質の弾性限度以上に大きくなると,力を取り除いても変形が残ってしまう。これを永久変形といい,このときのひずみを永久ひずみと呼ぶ。→塑性 →弾性 →ひずみ執筆者:二宮 敏行 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「永久変形」の意味・わかりやすい解説 永久変形えいきゅうへんけいpermanent deformation 固体に力を加えて変形させるとき,その力が弾性限度 (→比例限度 ) をこえて大きいか,または高温で長時間にわたるときに,加えた力を除いても残る変形。前者の例として貨幣のような金属成形品,後者の例に茶しゃくなどの竹細工,プラスチック製品がある。加えた力を除いたときに固体の形がもとに戻る性質を弾性というのに対し,もとに戻らないで永久変形してしまう性質を塑性という。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by