20世紀日本人名事典 「永田衡吉」の解説
永田 衡吉
ナガタ コウキチ
大正・昭和期の民俗芸能研究家,劇作家 神奈川県民俗芸能保存協会会長。
- 生年
- 明治26(1893)年11月20日
- 没年
- 平成2(1990)年2月27日
- 出生地
- 和歌山県新宮市
- 学歴〔年〕
- 早稲田大学英文科〔大正6年〕卒,東京帝大美学美術史選科〔大正9年〕修了
- 学位〔年〕
- 文学博士
- 主な受賞名〔年〕
- 勲五等瑞宝章〔昭和44年〕
- 経歴
- 大正10年「寂光の路」を発表し、以後劇作家として活躍し「信州義民伝」「源義朝」「大久保と西郷」などを発表。昭和5年日本俳優学校の設立に参加し、11年の廃校まで講師をつとめる。その一方で民俗芸能や人形芝居を早くから研究し、昭和2年民俗芸術の会を柳田國男らと創立し、機関誌「民俗芸術」を発刊。著書に「厩戸皇子」「平泉記」「林子平」などの戯曲集、童話劇集「夢の踊子」や研究書「日本の人形芝居」「神奈川県民俗芸能誌」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報