汗腺に化膿(かのう)菌である黄色ブドウ球菌が感染して炎症をおこしたもので、俗に「あせものより」という。汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があるが、夏季に汗疹(あせも)に伴って乳幼児の頭、顔、首などに多発するエクリン汗腺炎と成人のわきの下や陰部に生ずるアポクリン汗腺炎とがある。いずれも皮膚の深部に痛みのあるしこりとして現れ、化膿が進むと表面の皮膚が赤くはれ、やがてぶよぶよして破れ、膿(うみ)が出る。皮膚の衛生、局所の安静に留意し、蒸しタオルで汗をぬぐい、抗生物質軟膏(なんこう)や湿布を用いる。症状の強いときには抗生物質の内服、また炎症の進んだものは小切開を加えて排膿する。
[野波英一郎]
晩秋から初冬にかけて現れる穏やかな暖かい晴天。小春とは旧暦 10月のことで,太陽歴では 11月から 12月上旬にあたる。厳しい冬を前に現れる温和な天気を喜んだことばで,アメリカ大陸やヨーロッパにも冬を...