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多汗症 たかんしょう hyperidrosis

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

多汗症
たかんしょう
hyperidrosis

発汗過多症ともいう。発汗が過多の状態をいい,全身性と局所性とがある。 (1) 全身性多汗症 高温環境下,重労働などの際に特に肥満者に生じる。またバセドウ病,糖尿病,パーキンソン病患者,妊婦などにも生じる。

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デジタル大辞泉の解説

たかん‐しょう〔‐シヤウ〕【多汗症】

汗が多く出る状態。精神的なものと生理的なもの、全身的なものと局所的なものなどがある。

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家庭医学館の解説

たかんしょう【多汗症 Hyperhidrosis】

[どんな病気か]
 汗が多量に出る症状です。全身性多汗症(ぜんしんせいたかんしょう)は、気温が高いときや高熱の出る病気、バセドウ病、糖尿病にかかっているとき、さらに妊婦や肥満者によくみられます。局所性多汗症(きょくしょせいたかんしょう)は、緊張時や熱い食べ物を食べたときなどに、手のひら、足の裏、額(ひたい)、わきの下など、からだの一部に汗をびっしょりかくものです。
[治療]
 少し緊張しただけで手のひらにびっしょり汗をかき、日常生活に支障が出るような場合は皮膚科を受診しましょう。精神安定剤の内服、制汗剤の外用がある程度効きます。
 症状がとくに強い場合、わきの下の交感神経を手術して切断する方法がありますが、実際に行なうかどうかは慎重に検討しなければなりません。

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食の医学館の解説

たかんしょう【多汗症】

《どんな病気か?》
 多汗症(たかんしょう)は、文字どおり汗が多量にでる症状です。手のひら、足の裏、ひたい、わきの下など、体の一部分にびっしょり汗をかくものを局所性多汗症(きょくしょせいたかんしょう)、体すべてにわたるものを全身性多汗症(ぜんしんせいたかんしょう)と呼んでいます。
 だいたいが体質によるもので心配ありませんが、バセドウ病、肺結核(はいけっかく)リウマチなど、病気からくるものもあるので注意が必要です。
《関連する食品》
〈牛乳には、カルシウムトリプトファンも豊富〉
○栄養成分としての働きから
 ほかの病気がないのに、すこし緊張しただけで、手のひらにびっしょり汗をかくような人は、精神を安定させるために、カルシウムやアミノ酸の一種であるトリプトファンを含む食品をとるといいでしょう。
 カルシウムには神経の興奮を鎮める働きがあり、血液中のカルシウム濃度が低下すると、イライラして落ち着きがなくなります。トリプトファンは脳内でセロトニンという物質にかわり、神経や気分を落ち着かせる作用があります。また、魚油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)には、セロトニンを脳内で作用しやすくする働きがあります。
 牛乳は、カルシウムもトリプトファンも豊富に含むので、ぜひ毎日飲みましょう。カルシウムはほかにイワシヒジキ、ゴマなどに、トリプトファンは鶏肉、アーモンドバナナなどにも多く含まれています。
○漢方的な働きから
 漢方ではクロマメ、小麦、朝鮮人参、ニラ、ニンニク、モチ米、モモにも止汗作用があるとされています。

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世界大百科事典 第2版の解説

たかんしょう【多汗症 hyperhidrosis】

正常人より汗の分泌量が多い状態で,〈汗かき〉のこと。2種類がある。第1は全身性多汗症で,気温の上昇や運動,重労働などをした場合に普通の人以上に全身に汗をかくものである。体質によるほか,肥満,熱のでる病気やバセドー病関節リウマチ,糖尿病,パーキンソン症候群,交感神経障害などの病気のときに起こる。また妊娠や閉経期などにもみられる。第2は局所性多汗症で,精神的刺激により,手のひらや足の裏,額,鼻の先,わきの下などの身体の一部にだけ普通以上に汗をかく場合である。

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大辞林 第三版の解説

たかんしょう【多汗症】

発汗の量が異常に多い状態。局所性と全身性とがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

多汗症
たかんしょう

異常に多量の汗をかく状態で、いわゆる汗かきのことをいう。汗腺(かんせん)そのものの機能亢進(こうしん)状態、汗腺に対し薬理学的作用をもつ薬剤、発汗神経の異常など種々の原因でおこる。全身性多汗症と局所性多汗症がある。全身性多汗症は体質によるほか、有熱性疾患、バセドウ病、リウマチ性関節炎、糖尿病、妊娠や更年期などでみられる。体温調節中枢の興奮、異常(脳しんとう、パーキンソン病、交感神経系障害など)や薬剤(抗コリンエステラーゼ剤や解熱薬など)でもおこる。局所性多汗症は、顔面、わきの下、手のひらや足の裏(掌蹠(しょうせき))、外陰部に精神的な緊張で普通以上に汗をかくものをいう。俗に「あぶら手」とか「あぶら足」とよばれているのは掌蹠多汗症のことである。進行麻痺(まひ)、半身不随、神経炎などでは侵された部位によって顔または全身の左右どちらか一側に多汗がみられ、これを片側性多汗症という。体質的な多汗症には根治療法はない。日常生活で気にしないよう精神の安定を図る。精神安定薬、自律神経遮断薬を用いることもある。局所には塩化アルミニウム液、滑石末などが用いられる。[齋藤公子]

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世界大百科事典内の多汗症の言及

【汗】より

…局所適用によってエクリン腺からの発汗を抑える目的で使われるものには,塩化アルミニウム,硫酸アルミニウム,フェノールスルホン酸アルミニウム,塩基性塩化アルミニウム,ホルムアルデヒド,グルタールアルデヒドなどの水溶液やローションがある。アトロピンの内服によっても制汗作用が発現するので,多汗症の治療に用いられる。汗腺を支配して発汗をひき起こす神経は,解剖学的には交感神経系に属するが,薬理学的にはコリン作動性神経で,アセチルコリンを伝達物質として放出し,汗腺のムスカリン様受容体に興奮を伝達している。…

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