江平遺跡(読み)えだいらいせき

日本歴史地名大系 「江平遺跡」の解説

江平遺跡
えだいらいせき

[現在地名]玉川村小高 江平など

阿武隈あぶくま高地南部の西側を流れる阿武隈川本流右岸、標高二七〇メートル前後の段丘上に占地する。旧石器(後期)縄文弥生古墳・奈良・平安・室町の各時代にわたって営まれた大規模な複合集落遺跡で、古墳・奈良・平安時代が主体。

古墳時代の遺構は古墳(古墳跡)三一基・土壙墓二一基・竪穴住居跡一〇棟などがある。マウンドをもつ埋葬施設である古墳は、大半が削平されており、周溝のみが遺存していた場合が多い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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