池上口ノ池遺跡(読み)いけがみくちのいけいせき

日本歴史地名大系 「池上口ノ池遺跡」の解説

池上口ノ池遺跡
いけがみくちのいけいせき

[現在地名]西区伊川谷町上脇

川左岸の標高六〇メートルほどの丘陵上に立地する集落遺跡。平坦面は約二万五〇〇〇平方メートル。集落は弥生時代中期に始まるが短期に廃絶し、再び弥生末期から古墳時代初頭にかけて営まれている。第一次調査は昭和五一年(一九七六)から行われ、丘陵上平坦地がほぼ全掘された。第二次調査は同六二年に実施されて丘陵北東部が発掘された。この時代の完掘調査例として貴重。

第一次の発掘では竪穴住居跡六四棟・土壙八〇〇基・溝状遺構などが発見された。第二次調査では弥生時代末期の竪穴住居跡三棟・土壙・溝・ピット、古墳時代後期の木棺直葬墓一基が発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む