池田小菊(読み)イケダ コギク

20世紀日本人名事典 「池田小菊」の解説

池田 小菊
イケダ コギク

昭和期の小説家



生年
明治25(1892)年3月15日

没年
昭和42(1967)年3月9日

出生地
和歌山県

学歴〔年〕
和歌山女子師範〔明治45年〕卒

経歴
奈良女高師訓導時代の大正14年「帰る日」を「朝日新聞」に連載して刊行する。15年志賀直哉を知り、以後師事する。昭和11年「鳩」を発表。13年発表の「奈良」は芥川賞候補作品となる。戦後は22年から37年まで、奈良県民主婦人団体会長に就任著書に「来年の春」「かがみ」「奈良」「東大寺物語 愛と死」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「池田小菊」の解説

池田小菊 いけだ-こぎく

1892-1967 昭和時代小説家。
明治25年3月15日生まれ。奈良で小学校教師をしながら小説をかき,志賀直哉(なおや)に師事した。昭和13年志賀との交流をえがいた「奈良」が話題となる。22年奈良県民主婦人団体初代会長。昭和42年3月9日死去。74歳。和歌山県出身。和歌山師範卒。作品はほかに「来年の春」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む