池金村(読み)いけがねむら

日本歴史地名大系 「池金村」の解説

池金村
いけがねむら

[現在地名]岡崎市池金町

東海道は赤坂あかさか宿(現宝飯郡音羽町)より、三河高原の横断路の御油ごゆ断層を通り、街村舞木まいぎ村・市場いちば村から藤川ふじかわ宿に入る。舞木より藤川に至る街道の北側に標高二、三〇〇メートルの高地があり、集落はその北側の谷間に開ける平地一帯にある。西は保母ほぼ村、東は大幡おおはた村・上衣文かみそぶみ村に接する。中世山中やまなか郷に属したという。中世末、松平氏の進出よりその封土となる。宝暦一二年(一七六二)幕府領、明和七年(一七七〇)岡崎藩領となり明治に至る。東山中手永に属し、享和二年書上に、高二五九石余、人数三三九、うち男一六三・女一七六、馬一一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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