池魚の災い(読み)ちぎょのわざわい

故事成語を知る辞典 「池魚の災い」の解説

池魚の災い

思いも寄らない災難に巻き込まれること。特に、火事類焼にあうこと。また、火事をいう。

[由来] 「太平広記」という中国書物に引用された、「風俗通」という書物に出て来る話から。ある城壁の門が火事になったとき、近くの池(堀)から水を汲み出して火を消したため、池の水がなくなり、池の魚はみんな死んでしまいました。ここから、「池魚災い」は、予想できないとばっちりの災難や、火事を指して使われるようになりました。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

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