決手・極手(読み)きめて

精選版 日本国語大辞典 「決手・極手」の意味・読み・例文・類語

きめ‐て【決手・極手】

〘名〙
① 決定する人。
物事を決定的に決め、終結または解決させるような手段方法。また、そのよりどころ。
※ボロ家の春秋(1954)〈梅崎春生〉「野呂にとっては画は専門外ですから、自分の顔だといふキメ手が発見出来なかったのでせう」
③ 物事の成否価値などを左右する人。

きまり‐て【決手・極手】

〘名〙
相撲で、勝負が決まった時のわざ。現在、日本相撲協会では八二手を認めている。
② 物事の処理をきちんとする人。特に、倹約する人。始末屋
洒落本・竊潜妻(1807)上「小玉(つゆがね)もめったにうかさぬ爪長(キマリテ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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