デジタル大辞泉 「沃素一三一」の意味・読み・例文・類語 ようそ‐ひゃくさんじゅういち〔エウソヒヤクサンジフイチ〕【▽沃素一三一】 沃素の質量数131の放射性同位体。半減期8.04日でベータ崩壊する。核実験や原子炉での核分裂生成物で、大気中に放出されると生物体に取り込まれるのが速く、哺乳類では甲状腺や乳腺に濃縮され、癌がんの原因となる。天然には存在しないため、放射能漏れの指標とされ、また医療では化合物がトレーサーとして用いられる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例