沖積堆積物(読み)ちゅうせきたいせきぶつ(その他表記)alluvial deposit

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「沖積堆積物」の意味・わかりやすい解説

沖積堆積物
ちゅうせきたいせきぶつ
alluvial deposit

完新世 (沖積世) に形成された堆積物の総称。固結しない礫,砂,粘土,火山灰などから成る。土壌はおもに沖積堆積物に腐植が混ったもの。沖積堆積物は沖積平野,沖積扇状地などをつくるので,集落,水田など土地利用に最も関係が深い。沖積堆積物のうち,粘土は堆積の初めのいわゆるヘドロの状態を経て粘土層となる。粘土層は粘土粒子と等量かそれ以上の水を含み,続成作用によって脱水して固結する過程の初期にある。沖積平野の地下水の過剰揚水による地盤沈下は,おもに沖積堆積物の粘土層の人為的脱水による容積の減少が地表の低下となって現れる現象である。

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