山川 日本史小辞典 改訂新版 「沖縄県祖国復帰運動」の解説
沖縄県祖国復帰運動
おきなわけんそこくふっきうんどう
1945年(昭和20)米軍の占領により日本から分離され米軍政下にあった沖縄の日本への復帰・帰属を求める運動。初期段階は一部の心情的復帰論であったが,奄美群島の復帰後,60年には沖縄県祖国復帰協議会が結成され,国民的広がりをもつ運動へ発展した。60年代後半には日米同盟の再編強化として,復帰問題が日米両政府の政策にくみこまれた。72年5月15日施政権が返還され,日本復帰が実現。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報