沢太郎左衛門(読み)さわたろうざえもん

精選版 日本国語大辞典 「沢太郎左衛門」の意味・読み・例文・類語

さわ‐たろうざえもん【沢太郎左衛門】

  1. 幕臣軍人。初め鍈太郎。蘭学西洋砲術に長じた。万延元年(一八六〇幕府の軍艦操練所教官となり、文久二年(一八六二榎本武揚とともにオランダに派遣された。戊辰(ぼしん)の役では官軍抗戦。のちゆるされて海軍兵学校副総理をつとめた。天保五~明治三一年(一八三四‐九八

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「沢太郎左衛門」の解説

沢太郎左衛門 さわ-たろうざえもん

1834-1898 幕末-明治時代の武士,軍人。
天保(てんぽう)5年6月4日生まれ。幕臣。長崎海軍伝習生ののち,オランダに留学,慶応3年軍艦開陽丸で帰国。戊辰(ぼしん)戦争では,榎本武揚(えのもと-たけあき)とともに五稜郭戦いで新政府軍とたたかう。維新後,海軍兵学校の教官をつとめた。明治31年5月9日死去。65歳。江戸出身。名は貞説。

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