沢瀉科(読み)おもだかか

精選版 日本国語大辞典 「沢瀉科」の意味・読み・例文・類語

おもだか‐か‥クヮ【沢瀉科・面高科】

  1. 〘 名詞 〙 単子葉植物の一科。世界に一三属約一〇〇種がおもに北半球の温帯及び熱帯に広く分布する。一年草または多年草で、沼沢地や水中に生育する草本。長柄のさじ状葉を持ち、時には浮葉がある。花は輪生様の総状花序または円錐花序、まれに単生。放射相様。両性または雌雄異株。三数性。三個の外花被は緑色で萼片(がくへん)様。三個の内花被は花弁様、時には無い。雄ずいは六または多数、まれに三。子房上位で六ないし多数の心皮からなり、遊離する。各心皮に普通、一個、まれに二ないし多数の卵子がつく。果実は痩果。日本には、サジオモダカオモダカ池畔、溝、水田などに普通に見られる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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