沢鵟(読み)チュウヒ

デジタル大辞泉 「沢鵟」の意味・読み・例文・類語

ちゅうひ【沢鵟】

タカ科の鳥。全長は雄が48センチ、雌が58センチくらい。褐色で、脚が長い。葦原あしはらなどでみられ、翼をV字形に広げて飛ぶ。ユーラシア大陸に分布南日本では冬鳥北日本では少数繁殖

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精選版 日本国語大辞典 「沢鵟」の意味・読み・例文・類語

ちゅうひ【沢鵟】

  1. 〘 名詞 〙 タカ科の鳥。全長五〇~六〇センチメートル、雌の方が大きい。中形のタカで、あしが比較的長い。雄は背が黒褐色で、頭・くびに黒い斑点列があり、尾の上尾筒は銀白色。雌は褐色に富み、黒褐色の斑紋が多い。アジア北部からヨーロッパにかけて繁殖。日本では北海道で繁殖し、本州以南には冬鳥として渡来し、河川・湖沼付近の草原にすみ、低く飛びながら小形の鳥獣を捕食する。日本には近縁種ハイイロチュウヒマダラチュウヒも冬鳥として少数渡来する。ちゅうひだか。《 季語・冬 》 〔大和本草(1709)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「沢鵟」の解説

沢鵟 (チュウヒ)

学名Circus aeruginosus
動物。ワシタカ科の鳥

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