河原田次重(読み)カワラダ ジジュウ

20世紀日本人名事典 「河原田次重」の解説

河原田 次重
カワラダ ジジュウ

明治・大正期の実業家 河原田電気社主。



生年
明治9年12月28日(1876年)

没年
昭和4(1929)年2月23日

出生地
秋田県角館

経歴
秋田県角館の名望家の長男として生まれる。早くから農村指導者として立ち、町農会長や北部連合歓農会長などを歴任。明治34年には実業専修学舎を創立した。42年頃から電力事業を志し、私財を投じて43年に河原田電気を設立。45年には桧木内川の上流にドイツ・シーメンス社製の最新式発電機を導入した発電所を建設し、角館・大曲など5町4村(当時)の約3400戸への送電を開始した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「河原田次重」の解説

河原田次重 かわらだ-じじゅう

1876-1929 明治-大正時代の実業家。
明治9年12月28日生まれ。生地の秋田県角館(かくのだて)町農会長などをへて,明治43年河原田電気を創立する。発電所を建設し,角館町,大曲町などに電力を供給した。昭和4年2月23日死去。54歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android