河尻神宮(読み)かわしりじんぐう

日本歴史地名大系 「河尻神宮」の解説

河尻神宮
かわしりじんぐう

[現在地名]熊本市八幡町

八幡やはた町の北端にあり、社殿は南向きで広い表参道があり、社叢もよく保存されている。旧県社。祭神は鶴岡八幡神で、相殿の神は天照皇大神・住吉大神・春日大神・阿蘇大神。一〇月一九日に大祭が行われる。「一統志」は「若宮五社」とし、建久八年(一一九七)河尻三郎実明が鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請したとする。「国誌」は「河尻荘四十八ケ村鎮護ノ神」として勧請し、古くは社領三三町を有し、「天台宗神宮寺、同長寿寺祭祀ヲ勤ム」とある。さらに細川氏入部後、神事料高三石・御供米一石・屋敷五反などを有し、九月一九日の祭礼には流鏑馬・諷鈴などが催されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 廃寺 中略 はた

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む