河岸見世(読み)カシミセ

デジタル大辞泉 「河岸見世」の意味・読み・例文・類語

かし‐みせ【河岸見世】

江戸新吉原にあった格式の低い遊女屋。遊郭周囲のお歯黒どぶに沿って、東西河岸にあったところからいう。小格子こごうし

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精選版 日本国語大辞典 「河岸見世」の意味・読み・例文・類語

かし‐みせ【河岸見世】

  1. 〘 名詞 〙 江戸、新吉原の遊女屋のうち、格式の低い局女郎(つぼねじょろう)のいた店。お歯黒どぶに沿って、東西の河岸にあったところからいう。小格子(こごうし)切見世(きりみせ)。百文見世。
    1. [初出の実例]「半格子(カシミセの)空言(しったふり)」(出典洒落本・青楼夜世界闇明月(1789‐1801)総目録)

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