20世紀日本人名事典 「河野省三」の解説
河野 省三
コウノ セイゾウ
大正・昭和期の神官,神道学者,国学者 埼玉県神社庁長;玉敷神社宮司;国学院大学名誉教授。
- 生年
- 明治15(1882)年8月10日
- 没年
- 昭和38(1963)年1月8日
- 出生地
- 埼玉県北埼玉郡騎西町
- 別名
- 号=紫雲
- 学歴〔年〕
- 国学院師範部国語漢文歴史科〔明治38年〕卒,国学院大学研究科〔明治41年〕卒
- 学位〔年〕
- 文学博士(国学院大学)〔昭和6年〕
- 経歴
- 実家の埼玉県玉敷神社社司となり、神道学を研究。大正4年国学院大学講師となり、9年より教授、昭和10〜17年学長。この間、皇典講究所主事、理事も務めた。16年神祇院参与、19年学術会議会員。戦後、玉敷神社宮司、21年神社本庁顧問、21〜27年国学院大学教授、27年埼玉県神社庁長となった。著書に「国民道徳要論」「神道の研究」「国学の研究」「国体観念の史的研究」「神道文化史」「日本精神発達史」「国学史の研究」「旧事大成経に関する研究」「近世神道教化の研究」「神道研究集」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報