油圧伝動装置(読み)ゆあつでんどうそうち(英語表記)hydrostatic power transmission

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

油圧伝動装置
ゆあつでんどうそうち
hydrostatic power transmission

流体伝動装置の一種で,油圧を利用して動力を伝達する装置。容積式ポンプアクチュエータ (流体のエネルギーを用いて機械的な仕事をする機器。油圧シリンダおよび容積式油圧モータなど) を組合せて使用する。ベルト,歯車,チェーンなどに比べて,振動の少いこと,無段変速ができること,大きな負荷変動に耐えられること,駆動軸と従動軸との位置関係についての制限がゆるいこと,逆転が容易であること,遠隔伝動が可能で,各種の制御が可能であることなどの利点がある。純油圧伝動装置および油圧-機械式伝動装置 (差動型油圧伝動装置) として,車両用および一般諸機械に広く利用されている。

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百科事典マイペディアの解説

油圧伝動装置【ゆあつでんどうそうち】

油圧ポンプ油圧モーターを組み合わせた伝動装置。原動機でポンプを動かし,圧力を高めた油で油圧モーターを回して被動軸を駆動する。油の配管を伸ばすだけで,原動機から離れたところで動力が取り出せ,また被動軸の回転数を自由に調節できる利点がある。建設機械,作業用の自動車,巻上機等に使われる。

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