沼尻墨僊(読み)ぬまじり ぼくせん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「沼尻墨僊」の解説

沼尻墨僊 ぬまじり-ぼくせん

1775-1856 江戸時代後期の地理学者
安永4年3月15日生まれ。天文地理にくわしく,自作渾天儀(こんてんぎ)で天体観測。また傘式の地球儀を製作し,水戸藩主徳川斉昭(なりあき)に賞讃された。安政3年4月26日死去。82歳。常陸(ひたち)(茨城県)出身本姓中村。名は一貞。字(あざな)は公幹通称は完蔵。別号に無適散人。著作に「地球万国図説」など。

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367日誕生日大事典 「沼尻墨僊」の解説

沼尻墨僊 (ぬまじりぼくせん)

生年月日:1775年3月15日
江戸時代後期の地理学者
1856年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の沼尻墨僊の言及

【常陸国】より

…水戸藩では藩校以外に領内各地に15の郷校を設けて農村有志の教育を行った。地理学の分野では,多賀郡赤浜村(現,高萩市)出身の長久保赤水が作成した《日本輿地路程全図》,土浦藩士山村才助の《訂正増訳采覧異言》,土浦の町人学者沼尻墨僊の考案になる傘式地球儀などが注目される。探検家として有名な間宮林蔵は筑波郡上平柳村(現,伊奈村)の出身である。…

※「沼尻墨僊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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