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沼尻墨僊 ぬまじり ぼくせん

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

沼尻墨僊 ぬまじり-ぼくせん

1775-1856 江戸時代後期の地理学者。
安永4年3月15日生まれ。天文地理にくわしく,自作の渾天儀(こんてんぎ)で天体を観測。また傘式の地球儀を製作し,水戸藩主徳川斉昭(なりあき)に賞讃された。安政3年4月26日死去。82歳。常陸(ひたち)(茨城県)出身。本姓は中村。名は一貞。字(あざな)は公幹。通称は完蔵。別号に無適散人。著作に「地球万国図説」など。

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朝日日本歴史人物事典の解説

沼尻墨僊

没年:安政3.4.26(1856.5.29)
生年:安永4.3.15(1775.4.14)
江戸後期の地理学者。折りたたみ式地球儀を考案した。通称は常治(のち完蔵),名は一貞,字は公幹,号は無適散人ほか,室名は天章堂。常陸国土浦(土浦市)の人。学統は不明ながら天文地理を得意とし,寛政12(1800)年まず「万国全図円機」なる地球儀を作り,安政2(1855)年に12本の竹骨から成る傘式の地球儀(極直径23.5cm,組立式架台つき)を考案した。木版刷りのその図は新発田収蔵の『新訂坤輿略全図』(1852)の系統で,簡単な解説書『大輿地球儀附録』が添えられている。安政3年8月までに約100個作られた。ほかに渾天儀,天球星図,象限儀も製作した。<参考文献>土浦市教育委員会編『町の科学者沼尻墨僊

(海野一隆)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典内の沼尻墨僊の言及

【常陸国】より

…水戸藩では藩校以外に領内各地に15の郷校を設けて農村有志の教育を行った。地理学の分野では,多賀郡赤浜村(現,高萩市)出身の長久保赤水が作成した《日本輿地路程全図》,土浦藩士山村才助の《訂正増訳采覧異言》,土浦の町人学者沼尻墨僊の考案になる傘式地球儀などが注目される。探検家として有名な間宮林蔵は筑波郡上平柳村(現,伊奈村)の出身である。…

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