日本歴史地名大系 「泉光寺」の解説 泉光寺せんこうじ 大阪府:岸和田市土生村泉光寺[現在地名]岸和田市土生町臨済宗妙心寺派、山号天瑞山、本尊釈迦如来・如意輪観音。岸和田藩主岡部氏の菩提寺。開基は十州民で寛文八年(一六六八)の開創。岡部宣勝は寛永一七年(一六四〇)摂津高槻(たかつき)(現高槻市)より岸和田に移ったが、老いて当寺の地に隠居屋敷を建立して住していた。遺言により死後は遺体を当地に葬り、屋敷を寺院とし菩提寺とした。宣勝が自らの菩提寺として創建していた美濃の雄心(ゆうしん)寺(跡地は現岐阜市)を移建したとも伝える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報